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古本戯曲叢刊初集  上海、上海商務印書館、1954~58年 

¥385,000 税込

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全40冊揃い

『古本戯曲叢刊』は、戯曲作品集としては規模が最も大きい出版物であり、内容も多岐に渡っている。1954年から1958年に、初集・二集・四集を上海商務印書館が、三集を文学古籍出版社が刊行した。前4集は元・明・清の雑劇総集と選集376種を収録。1964年に九集を編纂、宮廷大戯10種を収録し、中華書局が出版。1985年に明・清の伝奇劇目85種附2種を収録し、五集として上海古籍出版社から出版された。2016年に、初集から五集と九集が精装本で重刊された。こちらは、1954年から出版された初版の初集で、限定620部出版されたもの。

鄭振鐸による序には中国文学における戯曲の価値、位置付け、戯曲叢刊を刊行する意味、今後の刊行計画が記されている。毛沢東が天安門広場で建国宣言を行い新中国が成立したわずか5年後に書かれており、戯曲は大衆文芸であることが、強調されている。労働者階級中心の国造りを目指していた頃の中国の雰囲気が生き生きと伝わってくる。

620部限定で、内部参考資料として刊行されたものゆえ、番号が振られている。本書は六十三となっているが、三の部分に一度切り取られた跡があり、後ろから三と書いた紙が貼られている。番号ごとに誰が所有していたのかが分かってしまうので、売るときに番号を改竄したのかもしれない。富山大学所蔵の同書にも番号改竄の痕跡が見られる。想像であるが、文化大革命の際に家探しで盗られたものである可能性もある。旧蔵者は、本書を1991年に北京の琉璃廠で発見した。

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