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絶望的不幸  ペーター・ハントケ著(ドイツ古書)

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フランクフルト、ズーアカンプ出版、1974年刊行

新書、104頁
ペーパーバック、経年変化、ゆがみあり、マーカーで線引き鉛筆書き入れ。

ノーベル文学賞受賞作家、ペーター・ハントケはオーストリア出身の作家で、本書は、元吉瑞枝氏によって『幸せではないが、もういい』(同学社、2002年)と翻訳された作品の原書(1972年発表)です。ハントケは、ヴィム・ヴェンダースの映画『ベルリン・天使の詩』の脚本を書いたことでも知られています。90年代ユーゴスラビア紛争の際には、西側メディアの偏向報道を強く批判、NATOの空爆を非難し、論争を巻き起こしました。彼の主張は、彼の母親の祖父がスロベニアの出身であることとも無縁ではありません。この小説は、そんな彼の母親の自殺体験について表現したものです。(と、浅学で乱暴な乱文で恐縮ですが...)


HANDKE, Peter. Wunschloses Unglück. Frankfurt a.M., Suhrkamp, 1974.

Stock Code: 230503beni

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