2021/07/04 22:38

前回のチルチンびと広場のコラムに書きましたように、
相変わらず忙しない日々が続いています。

今月のコラムには、「ロサ・ムンディ」という薔薇のことを書きましたが、

16世紀に作られた品種と書きましたものの、
12世紀ではないかというご指摘を受け(ある種苗店のカタログにそのような記述があると)、
Peter Bealesの本でも見直そうかと思わず注文しました。

ただし、この拙コラム的には「16世紀」なら嬉しいなと思っております。

16世紀は、私にとっては、
ルター聖書の時代、またはポストインキュナビュラ時代、
そしてセバスティアン・ミュンスターの『コスモグラフィア(世界誌)』の時代、
だからです。
「世界」の時代なのです。

日本のわび茶も16世紀。

(「ロサ・ムンディ」は「世界の薔薇」の意味です。)

それで、「世界」の時代とはどのような時代?というのに良い形容を考える気力ほぼなしなほど、
この週末はバタバタで今頭がぼうっとしていますが・・・

16世紀の書物の木版画を見ると「中世」のような素朴さがありますし、すごく昔のように思えますが、
「科学」的時代です。木版は合理性のための木版ですし、、、植物の品種改良の資料もちゃんと残っているのでは?と推測しているわけです。
安易かな、、、?


いずれにせよ、
空想して楽しみつつ、忙しない日々を乗り切りたいです。