2021/12/04 23:06

今日は展示会三日目でした。外は風も強く夕方はみぞれが降りましたが、

ご来場いただいた方々、誠にありがとうございました。

キリストの生まれた馬小屋の風景を、木や粘土で作ったものをドイツではクリッペと言って
クリスマスに愛されるオーナメントです。
今回の展示会では、清宮伸子さんが長年かけて蒐集された貴重なフランスのクリッペの数々を展示されています。
(フランス語でなんていうか習いましたが、うっかり忘れてしまいました。また明日聞かないと。)
その傍らで、私は以下の本を清宮さんの裁断機の上に置かせていただきました。



『ベツレヘムのクリッペ~すべての人へのクリスマスの贈り物』


1852年刊行のドイツの本で、かわいらしい小口木版挿絵入り、

クリッペの世界が詩と木版画(小口木版)で表現されています。
挿絵を手掛けたルートヴィヒ・リヒターは、ロマン主義とビーダーマイヤー時代に活躍したドイツの画家で、

日常的な市民の暮らしを数多く描き、本の挿絵画家としても知られています。







最後の出版社宣伝ページに描かれた子どもたちの絵がまたかわいらしくて、何度も見てしまいます。

とても珍しい本ですので、この機会にぜひ手にとってご覧いただきたいです。