2023/05/30 21:08

週末のBOOKDAYとやまでは、たくさんの方にご来場いただき、

誠に有り難うございました。



久しぶりの催事でぼけていて(いつも何かしらぼけてますが)、車に積める本の量を間違って用意しすぎ、
積む段階で慌てて少し変わった取り合わせになってしまいました
が、意外に好評でものすごくうれしかったです。

弊店は相変わらず文学中心ですが、今回はたくさんの文庫をお持ちしました。
結構珍しいものもあったのではと思います。

文学、小説、哲学、語学たくさんの本をお手にとっていただきました。
小学生の女の子が旺文社文庫を熱心に立ち読みする姿...
ランケやキルケゴールなど古典的な岩波文庫を何冊も選ばれる学生らしき青年....
改造文庫のヒルファディングをレジの私にいきいきと差し出されるやはり若い方...
いくら分厚く大きくてもユイスマンスのさかしまハードカバーを買ってくださった方....
ラテン語の戦前の文法書を求める若い女性...アシミルの昔の語学書も完売でした。
他にも古い広告や絵葉書を熱心に見て選んでくださったおじいさまがた、
装釘デザインが洒落ている60年代の、分厚いフランス語辞書を楽しそうにお求めくださった方...

そして、植物図譜や古地図をお求めくださった方々とのご縁
(ある方に図譜の詳細な解説をお送りすると言いましたのに、ご連絡先をお聞きしそびれました、
もしもこのブログをお読みになりましたら、どうかご連絡くださいませ。)
....


つくづく残念だったのは、専門のドイツ書を車に詰め忘れたことです(!)
少数ではありますが、やはりいらっしゃるものです、ドイツ書を求めてこられる方が...
お一人は若い方でした。
ほんの少ししか無い中から選びに選んで複数冊お求めくださる姿に感激でした。


「教養」どうのとか「本離れ」とか長らく言われていますが、現場は何ら問題ないような気がしなくもないです、
叫んでいる人の声が大きいだけなのでは...(?)なんて言ってみたくなるほどの、素晴らしいイベントでした。


企画してくださりお声がけいただいた実行委員の方々に熱く御礼申し上げます。
今回のイベントは10周年とのことでした。
10年もの長いあいだ催事を続けられ、お客さまとともに歩んでこられたことに敬意を表します。
何度か参加させていただき、どの回も思い出深く、思い返しています。