2024/06/28 22:10

多田けい子さんの「44の茶箱」展が中村記念美術館旧中村邸で先週末開催されました。多田けい子さんとは、私が結婚で金沢へ越してきてすぐ、お知り合いになりました。アンティーク屋さんフェルメールさんで家族でいたとき、偶然出会ったのです。


私の父は趣味で茶杓を削っています。弟は陶芸をしています。多田けい子さんの茶箱のなかに、父の茶杓と弟のお茶碗が取り合わせていただいてありました。そして多田さんの素晴らしいお仕覆が着せられていました。


お茶碗の隣のお茶入れは太田胃酸のとても古いブリキ缶、そして、多田けい子さんの作られた真鍮製の茶筅筒に茶筅がおさまり、さらには茶巾入れは大昔の日本のゼリー型でした!故郷に帰ったみたいな嬉しい気持ちで、また有り難すぎて恥ずかしく思いながら拝見しました。


このところすっかり出不精な私にとって、大雨のなか、久しぶりの、ほんのひとときの金沢での外出でした。ありがとうございました。