2025/06/27 06:24
データどりのしすぎで、目の調子が悪くなり困ってます。
こんな時に限ってメガネが出てこない...
今回の目録に掲載予定のものに、三文オペラの楽譜があります。
あのマックザナイフ(Moritat)です。珍しいと思います。1920年代後半のものです。
最近能登演劇堂では仲代達也さんの肝っ玉おっかあがやっていました。
見に行きたいと思いながら仕事三昧で行けず、せめてもドイツ語授業で紹介したりして、ブレヒト&ヴァイルのことを考え続けています。
学生さんが熱心に聞いてくれてありがたかった...
そもそも浅学な私にブレヒトの周辺を喋る資格はないのですが...
いつも体験談と自分が知らなかったこと残念なことでも体験がきっかけで勉強が続けられるというような話になります。
FU留学中、同じ寮だった子がベルリーナーアンサンブルの公演に誘ってくれて行ったことがある、
何の勉強もしていなかった私はちゃんと体験しきれなかった、でもそこに居たことは私の財産...みたいな話です。
〜〜〜
ふと思い出して、テレサ・シュトラータスのCDを引っ張り出し聴いてみました。
もちろん、シュトラータスは好きです(サロメとか椿姫とか最高)。
しかし、うますぎる...
やっぱりロッテ・レーニャが聴きたいかなとぶつぶつ思っておりましたら、ふと、先ほど開いたSNSでOさんが投稿しておられるのが偶然目に飛び込んできたのが..ニック・ケイヴのバースデイパーティのドキュメンタリーがシネモンドで上映されるとの情報!
そうそうニック・ケイヴのマックザナイフのことすっかり忘れていました!
すぐに動画を探したら、もう懐かしさと新しい発見の感動が込み上げました...
若い頃より少したくさん知識を得た今、実に実に嬉しい再会でした。
ニック・ケイヴをはじめ、複数のアーティストが参加してブレヒト&ヴァイルのアルバムを出したのでしたよね、確か映画も公開された..(前述シュトラータスも参加している)
まさに私の青春の出来事の一つでした。中心はルーリードだったか。
そもそもニック・ケイヴこそ10代後半から20過ぎくらいの時大好きだった歌手でしたし、当時ドイツ文学を学びはじめということで彼らが表現しようとしている世界に一生懸命耳を傾けたものです。
映画も見に行った記憶です。
そして、ついでに思い出したP.J.ハーヴェイという存在...
大大大好きな憧れのアーティストでした。レコードも何枚も持っていたような。
彼女のことも今見て追体験しますと、数々の女性アーティストの歴史が重なって見えてきて、ああ、そうか、皆さんはこういう流れで創作されていたのかと、年をとるのも勉強するには悪くないなと...
今日は石川古書組合交換会の日で、その後金沢書友会の発送作業の予定です。
目は少し休まるかなと期待です。
書友会をお求めの方はご一報ください。