2026/04/26 04:48

(図版は、シュトルムの『ドイツ植物図鑑』より、すみれの図譜です)
【〜催事参加のお知らせ〜】
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「詩人リルケは一八九六年に小冊子『Wegwarten』を刊行した。リルケ日く、この題名はパラケルススの言葉に拠るものであるという。Wegwartenはキク科の多年草、チコリー、和名きくにがなのことで、青い花を咲かせる。ドイツ語の本来の意味としては、「道で待つ者」の意で、草に変えられた乙女が路上で恋人を待つという民間伝説もある。
一つの時代が過ぎると前世代の語りべは刃がこぼれるように減じていく。…」
(立原道造検証家 蓜島亘「すみれのたより」序文より)
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一昨年、髙橋麻帆書店では、「すみれのたより」という雑誌を創刊いたしました。路上に咲くすみれの力強さと、その歴史の不思議さ(特に「星」との関係の深さ、例えばかつての文学傾向の一つである星菫派のことなど)について考えんと(?)、金沢の活版印刷所の猫「すみれ嬢」を編輯長に据え、本好きが集って編んだ印刷物です。
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この度、以下のイベントにて、創刊号(第一輯 勿忘草に寄せて)を販売いたします。
編輯部一同、「路上」に咲くすみれが拾い上げられ愛でられる世の中であることを願って…。
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路上を読む、刷る、売る!郷土本からZINEまで大集合
金沢21世紀美術館 交流ゾーン 及び レクチャーホール
2026年4月25日(土)
10時〜19時
26日(日)
10時〜17時
弊店のブースは、21世紀美術館の受付のすぐ近くです。
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また、装釘家大平立子に髙橋麻帆書店が依頼し、書店主が個人的に思い入れの強い紙を片っ端から同誌に綴じて誂えました、この世に一冊だけの本を展示いたします。
エミール・オルリックの路上を描いた版画をはじめ、ルドゥーテの薔薇図譜、ウィーン工房のエフェメラなど、さまざまなものが、古書の伝統的な技法で綴じてございます。
ぜひ会場でご覧いただけましたら幸甚に存じます。
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すみれのたより 第一輯 勿忘草に寄せて
編集 蓜島亘・髙橋麻帆 髙橋麻帆書店 2024年
限定300部 未綴じ(フランス装)16頁折(オクターヴォサイズ)4冊に付録(髙橋麻帆書店目録1種と、楷書体で組んだ活版のペラ)
寄稿者 堀部功夫、金澤攝、中沢健、東朝子、芳賀直子、茨木美佐子
(尚榮堂)、亀野晶子、無名氏、細川洋希、蓜島亘、桜冬庵、髙橋
麻帆
