2022/03/20 09:25

お休みのお知らせ

毎度お引き立てをいただきまして誠にありがとうございます。3月23日水曜日から1週間お休みをいただきます。「日本の古本屋」やオンラインショップでご注文いただいた場合には、たいへんおそれいりますが、どうか...

2022/03/13 21:39

Frühlings Erwachen

『春の目ざめ』は、ドイツの作家フランク・ヴェーデキント(1864-1918)の戯曲です。大正初期の翻訳本が入荷しました。春の目ざめ 少年悲劇 フランク・ヴェデキント(ヴェーデキント) 野上臼川(豊一郎)訳 東...

2022/03/07 23:06

春のあいさつ

写真は、100年くらい前のドイツの絵葉書です。Frühlingsgruss(春のあいさつ)と書かれています。ちょっとくすぐったいような雰囲気ですが・・・じっと見ていると嬉しい気持ちが湧いてくるような・・・(?)世の...

2022/02/27 10:58

工芸館のヴァン・ド・ヴェルド

昨日はお天気もよく、思い立って近所の工芸館の展覧会に出かけました。「めぐるアール・ヌーヴォー」展です。常設展と知らず、びっくりでした。素敵なパンフレットもありました。ジャポニスム&アール・ヌーヴォ...

2022/02/24 23:17

『雪の女王』の花ぞの

『雪の女王』は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンが1844年に発表したメルヘン(Märchen, Fairy Tale)です。谷間にそだつ バラの花一日中あそびまわる 子どもたち子どもと仲間 おさな子のイエスさまナオミ・...

2022/02/23 17:10

梅の橋と滝の白糸

どれ、橋の上へでも行ってみようか。人さえいなけりゃ、どこでもいい景色なもんだ。(泉鏡花『義血俠血』より)滝の白糸が「水を聴き、月を望み、夜色の幽静を賞して」渡り、村越欣弥と出会う橋は、梅の橋だと思...

2022/02/20 23:29

カール・ラガーフェルトのメンツェル複製画

3年前の昨日亡くなったファッションデザイナーのカール・ラガーフェルトは、本好きとして知られていました。稀少本コレクションの売りたてが盛大に行われたと噂を聞いたのは2017年ごろのことです。彼はドイツ人で...

2022/02/17 23:34

ユダヤ人ジュース

今日、Yさん&Nさんとお話ししていて、ミツバチの話題になり、ふと『ミツバチマーヤ』を思い出しました。『ミツバチマーヤ』の原作は、ヴァルデマル・ボンゼルスという戦前ドイツの作家です。以前手にしたこと...

2022/02/10 22:58

バシュラールとバルトルシャイテスの貝殻

「「生きた」貝殻にくらべて、なんと死んだ貝殻の多いことか。貝のすむ貝殻にくらべて、空っぽの貝殻のなんと多いことか」(ガストン・バシュラール『空間の詩学』岩村行雄訳、思潮社より)今日のデータどり、な...

2022/02/04 23:09

マックス・リーバーマンとケーテ・コルヴィッツ

本のデータを取るのが大好きなのですが、あれこれ雑事に追われて十分な時間が取れません。あっという間に1日が過ぎてしまいます。今日ももう1日が終わる寸前、無念です・・・と泣いている場合ではなくて、今日あ...

2022/02/02 18:43

インゼル文庫と西田幾多郎

西田幾多郎記念哲学館の翻刻事業の報告書に今年度も寄稿させていただくことになり、毎日頭をひねっています。報告書は五冊目で、1号から3号までは西田が所蔵していた本について、特に、哲学館の敷地に移築されて...

2022/01/31 11:48

感泣亭秋報第16号

『感泣亭秋報第16号』が入荷しました。立原道造ゆかりの人々によって刊行されている同人誌です。(写真は、『四季』昭和10年4月号より)弊店の目録2号発行に協力してくださった蓜島亘さんも寄稿されています。「...

2022/01/24 14:07

至成堂書店のこと

私は元々はドイツ文学、正確にはオーストリア文学の研究者を目指していたのですが、図書館での調べ物中毒になり、ひょんなことから神保町のお店で働くことになり、すっかり本の世界にのめり込んで本屋になりまし...

2022/01/14 23:15

OMOIDE

今日は石川古書組合の初競りでした。ちょびちょび入札してみてはほとんど負けましたが、落札できたもののなかに大好きな本が。状態はひどいのですが、北原白秋の『おもひで』昭和8年増補改訂版(アルス)です。...

2022/01/10 19:13

エミーリア・ガロッティ

野村行一訳の『エミーリア・ガロッティ』を入荷しました。岩波書店から1924年に発行された本です。白い背布装に、平に貼られた薄い紺色の紙の色味が美しく、また函の平と背に貼られた水色の紙の調和が素晴らしい...