2022/02/17 23:34
今日、Yさん&Nさんとお話ししていて、ミツバチの話題になり、ふと『ミツバチマーヤ』を思い出しました。『ミツバチマーヤ』の原作は、ヴァルデマル・ボンゼルスという戦前ドイツの作家です。以前手にしたこと...
2022/02/10 22:58
「「生きた」貝殻にくらべて、なんと死んだ貝殻の多いことか。貝のすむ貝殻にくらべて、空っぽの貝殻のなんと多いことか」(ガストン・バシュラール『空間の詩学』岩村行雄訳、思潮社より)今日のデータどり、な...
2022/02/04 23:09
本のデータを取るのが大好きなのですが、あれこれ雑事に追われて十分な時間が取れません。あっという間に1日が過ぎてしまいます。今日ももう1日が終わる寸前、無念です・・・と泣いている場合ではなくて、今日あ...
2022/02/02 18:43
西田幾多郎記念哲学館の翻刻事業の報告書に今年度も寄稿させていただくことになり、毎日頭をひねっています。報告書は五冊目で、1号から3号までは西田が所蔵していた本について、特に、哲学館の敷地に移築されて...
2022/01/31 11:48
『感泣亭秋報第16号』が入荷しました。立原道造ゆかりの人々によって刊行されている同人誌です。(写真は、『四季』昭和10年4月号より)弊店の目録2号発行に協力してくださった蓜島亘さんも寄稿されています。「...
2022/01/24 14:07
私は元々はドイツ文学、正確にはオーストリア文学の研究者を目指していたのですが、図書館での調べ物中毒になり、ひょんなことから神保町のお店で働くことになり、すっかり本の世界にのめり込んで本屋になりまし...
2022/01/14 23:15
今日は石川古書組合の初競りでした。ちょびちょび入札してみてはほとんど負けましたが、落札できたもののなかに大好きな本が。状態はひどいのですが、北原白秋の『おもひで』昭和8年増補改訂版(アルス)です。...
2022/01/10 19:13
野村行一訳の『エミーリア・ガロッティ』を入荷しました。岩波書店から1924年に発行された本です。白い背布装に、平に貼られた薄い紺色の紙の色味が美しく、また函の平と背に貼られた水色の紙の調和が素晴らしい...
2022/01/09 00:48
ドイツ語の『ピーター・パン』を入荷しました。ピーターとウェンディたちの冒険譚とは別の、『ケンジントン公園のピーター・パン』のドイツ語訳の初版本で、1911年にワイマールのキーペンハウアー出版社から刊行...
2022/01/01 18:41
明けましておめでとうございます。昨年中はひとかたならぬご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。写真は、ガイラー編コメニウス『世界図絵』(1832年)から、Kinderspiel...
2021/12/31 23:39
今年最後のお客様からのご注文は、第三書房から1957年に出版されたゲオルゲ詩集 第一巻(小城正雄訳)でした。奥付がドイツ語で組まれた洒落た装幀の本です。この奥付がゲオルゲ書体であればなお面白かったのに...
2021/12/24 23:21
写真は、遠く離れた方からのいただきもののクリスマスのお菓子です。sugar plum fairy(金平糖の精の踊り)と名付けられたお茶(こちらもいただきもの)と一緒にいただいたあと、なんとなく、ヘンゼルとグレーテ...
2021/12/20 22:22
昨日、書架の周辺でのクリスマス展示を無事に終えることができました。お越しいただいたみなさま、応援いただいたみなさま、誠にありがとうございました。たくさんの素晴らしいご縁に恵まれ幸せです。深く感謝申...
2021/12/16 18:20
「いぎりす二ふつかートイフ大植物学者ガアリマシタ。」本のデータどりをしていて驚きました。一冊の本のあまりの状態の悪さに、ページをパラパラとめくってため息をついていましたら、上の記述に出会ったのです...
2021/12/13 18:00
クリスマス展三週目は、今週木曜日から日曜日です。日曜が展示の最終日になります。二週目おこしいただいた方々、誠にありがとうございました。写真は会場にお持ちしているものより。フランツ・ポッチ伯爵挿絵 ...